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年金制度は申請主義

年金問題年金制度は申請主義という言葉をよく聞きます。

申請主義とは、年金の給付や各種変更届などは、本人の申し出があって初めて社会保険庁が対応するというしくみのこと。

国民にしてみれば、これは不親切。
様々なトラブルの元にもなっています。

年金を受け取るには、本人から受給の申し出をしなければもらえません。

それは、今の年金制度は、申請主義になっているからです。

なぜ、不親切な申請主義なのか?

社会保険庁の年金保険課によれば、その理由は、
個人情報の保護の問題、事務作業の簡素化、国民一人一人のすべての状況、動向を把握するのは不可能だからとのこと。

なので、住所や姓が変わった時には、できるだけ早く変更届けを自分で申請するか、会社に届けなければいけません。

年金手帳の管理は、基本的に本人が行いますが、厚生年金の住所変更は勤務先を通じてしかできません。

登録住所が現住所と違う場合、社会保険庁からの書類などが届かず、申請行為にも支障をきしてしまうこともあります。

例えば、社会保険庁から58歳時に年金の確認通知、60歳など受給年齢になる前に受給申請の裁定請求書が登録住所に送られます。
それを、受け取り申請しないと年金は受け取ることができないのです。

社会保険庁窓口担当者によると、
基礎年金番号を一人にひとつにした1997年時点に登録されていた住所のままというのが多いのが現状だそうです。

社会保険庁と事業所間で変更届け徹底の取り組みはとても薄いもようです。


■「5年の時効」をご存知ですか?

訂正や申請によって年金が支払われるのは過去5年分までです。

年金が支払われるのに時効があるということさえ知らされていないのが現状です。

「5年の時効」のケース

・年金額の訂正をしたのに、時効で受給漏れになった人
約25万件
合計約950億円
(社保丁試算2001-2006年度)

・受給の申請を忘れた人
約9万件
合計約1155億円
(社保丁試算1999-2003年度)

この問題については、 2007年6月政府は、時効を撤廃する方針を明らかにし、柳沢伯夫厚生労働相は、すべての年金受給者に記録を送付する考えを示しています。 早期の制度確立、適用が望まれます。


■2008年4月から「ねんきん定期便」がスタートします。

ねんきん定期便とは、

国民年金と厚生年金のすべての加入者に保険料の納付実績、支給年金見込み額の記録が毎年誕生月に送られるしくみ。

この「ねんきん定期便」は、住所不明で戻ってきた分の再交付はされません。

ねんきん定期便の送付予定(2007年6月現在)
35歳・・・2007年3月から誕生月に
45歳と55歳~60歳・・・2007年12月から誕生月に
その他の年齢・・・2008年4月から誕生月に

状況によっては、前倒しされる可能性もあります。

自分の年金は自分で守る。

こういった意味でもやはり、年金の基礎知識を身につけ、自分の年金手帳の管理、年金記録の確認をすることがとても重要なのです。
そして毎日、年金に関するニュースにアンテナをはりましょう。

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